中古PCを選ぶときに注意すべきスペックと見抜き方【2025年版】
「Windows11対応」と書かれた中古パソコンを買ったのに、動作が遅くて後悔した…。そんな失敗を防ぐには、見た目も大事ですが“中身のスペック”をしっかり確認することが大切です。
Windows10サポート終了に伴い、中古のパソコン買い替えようと考えている方向けになにを基準に選んだらいいのか?という声に対してお答えしていきます。
この記事では、中古PCを選ぶ際に特に気を付けたいCPUやメモリ、ストレージなどのチェックポイントを初心者向けにわかりやすく解説します。

中古でいいんだけどなぁ
なにを基準に選んだらいいのか分からない…
※Windows11対応=新しいPCとは限らない
実は「Windows11が入っている=新しいPC」とは限りません。中古市場には、非公式インストール(推奨されたスペックではないPC)で動作している古いPCも多く出回っています。
- Microsoftの正式対応は「第8世代以降のIntel CPU」+「TPM 2.0対応」が必要
- 第6〜7世代のCPUでも非公式手順でインストール可能(要注意)
- 非対応CPUだと今後のアップデートやセキュリティ更新が打ち切られるリスクあり
チェックポイント: CPUの型番を必ず確認しましょう。
- Core i5-8250U → 第8世代
- Core i5-6200U → 第6世代
ハイフンのあとの最初の数字によって世代というものが決まっています。
CPU(プロセッサ)は最重要項目
中古PCの性能を左右する最大の要素がCPUです。Intel製なら「Core i」シリーズの第8世代以降、AMD製なら「Ryzen 3/5/7」の2000番台以降が安心です。
- 推奨:Core i5 第8世代以上、Ryzen 5 2000番台以上
Ryzen(一部非対応のためCPU型番でWindows11に対応しているか検索要)
- NG :Celeron、Pentium、Core i3 第7世代以前

フリマサイトなどで購入される際はCPUの記載があるものを選ぶのがおすすめ
ストレージ(SSD or HDD)を確認しよう
HDD(ハードディスク)搭載モデルは安いですが、動作が非常に遅く、起動だけで数分かかることもあります。SSD搭載モデルなら体感速度が2〜3倍以上速くなります。
Windows11になるとHDDモデルでは動きが遅く、正直使い物になりません。
- SSD 256GB以上が目安
- NVMe SSDならさらに高速
- 「HDDのみ」と書かれた商品は避ける
メモリ(RAM)は最低8GB以上がおすすめ
Windows11ではメモリ使用量が増えており、4GBでは動作が重く感じます。最低でも8GBあればブラウザやOfficeを同時に使っても快適に動作します。
メモリーは増設が可能です。メモリー不足の際は大きい容量のメモリーへ交換しましょう。
- 軽作業中心 → Core i3 or i5 + 8GB + SSD 256GB
- 画像編集や在宅ワーク用途 → Core i7 + 16GB + SSD 512GB
バッテリーや外観のチェックも忘れずに
中古ノートPCでは、バッテリーの劣化が進んでいることが多いです。ACアダプタを接続しての使用を前提に考えましょう。外観(キーボードのテカリ・ヒンジの緩み・液晶のムラ)も要チェックです。
持ち運ぶことを前提に購入される場合は、機種のバッテリーのみ販売されているか調べておきましょう。劣化している場合、別途購入できるものを選びましょう
すでに持っているPCのスペックがHDD以外対応していたら
CPUもメモリーもWindows11対応している場合にHDDからSSDへ換装(交換)が出来ます。
下の記事に詳細を記載しているため、ぜひご確認ください。
おすすめ構成例
| 用途 | スペック |
|---|---|
| ネット・文書作成・動画視聴 | Core i3 or i5 第8世代以降 / 8GB / SSD 256GB |
| 在宅ワーク・Webデザイン | Core i7 第8世代以降 / 16GB / SSD 512GB |
| 画像・動画編集 | Ryzen 5 4000番台 / 16GB / SSD 1TB |
まとめ:スペック確認で失敗を防ごう
中古PCを選ぶときは、「Windows11対応」だけで判断せず、CPU・メモリ・SSDをしっかりチェックしましょう。特にCPU世代(第8世代以上)を確認すれば、性能と安心感が大きく変わります。
よく探してみるとコスパよく長く使える中古パソコンが手に入ります。

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